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2021.04.28
クラウド会計の導入
クラウド会計とは、インターネット経由で利用できる会計ソフトのことを言います。ネット環境があればどこからでもアクセスできるという利便性から特にスタートアップ企業を中心に利用されている印象です。
一方、クラウド会計=スタートアップ企業向けの商品というよりは、むしろ従業員が20名以上在籍するような一定規模の法人が活用することで、業務の効率化という観点からその機能がより有効活用されるものと考えております。
DX推進はこれまで大企業中心に取り組まれていましたが、COVID-19をきっかけに中小企業においてもDX推進は避けて通れない重要な経営課題として位置づけされてきています。
中小企業においては何をどのように変えていけばよいか分からないという声もありますが、まずはクラウド会計を導入してみるのも一案かと考えております。
なぜなら、
・会計管理は企業内部の話であるため導入プロセスにおいて顧客に迷惑をかけることはない。
・全社的なITシステムの構築にくらべて多額のコストは必要としない。
・財務諸表の作成という限定的な使い方からワークフローの構築まで段階的に活用範囲を広げることができる。
・社内の一業務でデジタル技術の活用が進むとそれに追随する形で他業務でもデジタル技術の活用が進めやすい。
という理由があり導入のハードルは決して高くないと考えられます。
デジタル技術を活用するということは程度の差はあれ誰しもが日常生活において行っている(例えば、連絡手段がメールからLINEに置き換わったなど)ことであり、それが組織になったとて導入に二の足を踏むことはなく、便利なものがあれば素直に使うということが重要です。
クラウド会計の導入を敬遠される会計事務所もあるようですが、私自身はデジタル技術と上手く付き合うことをお薦めします。弊事務所ではクラウド会計の中でfreeeに特化してサービスを提供しておりますのでご利用検討されている方は是非ご相談ください。