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2022.08.07
会社を解散させること
昨今、後継者不足を理由に中小企業の事業承継が社会問題として取り上げられています。
経営者の皆様が、「事業承継できないこと=社会にとって悪影響」のような捉え方をされていないかが気になります。
事業の継続的な発展を目指すのも経営者の仕事である一方、然るべき時期に会社をきっちり解散・清算させることも経営者の重要な仕事であると思うからです。
会社を解散する場合、会社の財産の整理、従業員の雇用の問題、取引先とのお付き合いなど対処すべき課題がたくさん出てきます。
ある意味会社を設立して事業を拡大していくことよりエネルギーが必要ですが、長年の職責を果たした達成感を感じる経営者の方も多くいらっしゃいます。
経営者を引退したとしてもご本人の人生は続いていきます。事業承継一択ではなく、会社の解散・清算というのも1つの選択肢として将来のことを考えて頂きたいなと思います。